親知らずには、抜歯が必要なケースと必要でないケースがあります。抜歯をせずそのまま残すことができれば、万が一他の歯を失ったときに移植に利用することができます。当院では、CTなどを用いて精度の高い診断を行った後、適切な治療を行っています。
口腔外科(親知らず抜歯)Oral Surgery
口腔外科では、お口に関連する器官全般(口腔、顎、顔など)に対して外科的な治療を行います。もっとも多い親知らずの抜歯は、痛みに配慮してなるべく優しく抜歯できるよう心掛けています。また、当院ではそれ以外の治療にも対応しています。
親知らずの抜歯について
抜歯が必要なケース
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清掃不良による虫歯や炎症
一番奥に生えている親知らずは、清掃が難しく、他の歯に比べて虫歯や歯肉炎になりやすい位置にあります。また、前方に生えている12歳臼歯が同時に虫歯になってしまう場合もあるため、親知らずを抜歯するケースがほとんどです。
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親知らずが倒れて生えている
親知らずが横に倒れて生えている場合、他の歯を押してしまい、歯並びに影響がでることがあります。そのように他の歯に影響を与えてしまったり、噛み合わせの乱れから他の問題がでてくるような場合には、親知らずを抜歯します。
このような治療にも対応しています
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歯や口腔内のケガや外傷
転倒や事故など、様々な原因によって、「お口の中を切った」「歯を打った、折れた」など、歯やお口のまわりのケガにも口腔外科で対応しています。また、歯が抜け落ちた場合の再植(植え直し)も行っております。
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顎関節症の治療
顎関節症の場合、顎の関節から音がする、お口が開かない、開口時に痛みがあるなどの症状がみられます。歯ぎしりやくいしばりなど、顎の関節にかかる負担が原因になるため、マウスピースを用いて顎関節症の治療を行います
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歯の移植
虫歯や歯周病などで失ってしまった歯の代わりに、親知らずなどの不要な歯を移植します。自分の歯を利用するため、拒否反応が起こることがありません。移植した歯が骨に安定すると、他の歯と同じように噛むことができます。
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過剰歯の抜歯
正常な歯の本数よりも多くの歯が存在する状態で、骨に埋まって生えてこない過剰歯もあるため、レントゲン撮影を行い確認する必要があります。過剰歯の生えている位置や向きによって、他の歯に影響を与える場合には抜歯します。